74オススメの安くて品質の良い家具を楽天ルームにまとめました。

今回は、「お値段以上。ニトリ」でおなじみのニトリの家具について専門家の目線で、デザインや品質、耐久性などなどみなさんが気になると思うところを本音解説したいと思います。

これを読むとニトリのアイテムでお部屋作りやお店作りをするべきかどうかの良い判断材料になると思いますのでぜひ最後までお読みください。

ニトリとは？

これから家具を買わないといけない。。そうなった時に思い出すお店はどこでしょうか。半数以上の人は「お値段以上。ニトリ」でおなじみのニトリを1番か2番目に思い出すのではないでしょうか。

今や日本中に店舗があり誰もが知り行きやすい家具量販店ですね。

もともとは北海道で創業された昔ながらの小さな街の家具店からスタートしたニトリ。創業者は似鳥昭雄会長。テレビにもよく出演し演歌歌手としてもデビューしているエネルギッシュあふれる方です。

北海道の小さな店舗からスタートとしたニトリは徐々に拡大。大型店舗も積極的に出店しアジアやアメリカなど海外でも出店していきます。全てのお店、事業が順風満帆とは流石に言えませんが、全体として売上を伸ばしていくニトリ。似鳥会長の経営センスや豪快さはさすがだなと思います。

また現状に甘えることなく常に進化を続けています。

ホームセンター大手の島忠の買収、ニトリのアイテムのなかでも低価格で買いやすいものに絞って販売する小規模店舗「デコホーム」の出店、そして毎シーズン新しいアイテムを多くリリース。時代の変化に合わせて、次々と進化を続ける会社と言えます。

そんなニトリの家具の特徴をまとめたいと思います。

価格が安い。

「お値段以上」のキャッチコピーの通り各アイテムが機能性や耐久性、サイズに対して価格は安いと言えます。

これは何よりもニトリの経営手腕がこの価格を実現しているのです。

会長の似鳥さんも家具デザインの人ではなく経営の人です。

家具ブランドや家具販売店のオーナーってデザインを得意としている人と経営を得意としている人がいらっしゃいますが、ニトリは完全に後者になります。

日本や世界各国に多くの店舗を出店により薄利多売ができる出店戦略、生産から販売まで全て自社一貫体制、海外工場での生産、徹底した消費者目線などあらゆる経営努力で、この「お値段以上」が実現できているのです。

では全ての家具メーカー、家具販売店の中で最も安いのかというとそんなことはありません。

IKEA、ホームセンター、タンスのゲン、LOWYAの商品などと比べると一概には言えませんが比較するとニトリより安価なアイテムも多くあります。

機能性は？

ニトリの特徴として家具、特に日用品において非常に機能性に優れたアイテムを多く輩出しています。

日本メーカーだけあって日本人のこういうのが欲しいというニーズを高い技術力で応えています。

例えばお布団をピックアップすると、

・日本の夏はとにかく暑い。→Nクールというひんやり素材の布団カバー。

ニトリのひんやり掛け布団はこちら

ニトリのひんやりボックスシーツはこちら

・マットレスに取り付ける敷きパッドは4点の角を伸縮ゴムで固定しなければならない

→滑り止め機能付きの敷きパッドを開発。伸縮ゴム不要でマットレスの上に敷くだけでOKの敷きパッド。

ニトリの置くだけ敷パッドはこちら

・マットレスに敷布団カバーを取り付けるのが大変。

→伸縮素材の敷布団カバーを開発。楽チンで敷布団カバーを取り付ける。

ニトリの伸びるボックスシーツはこちら

といった感じでお客様の「こんな機能があったら便利！」を日本メーカーらしいきめ細やかさと高い技術力で応えています。

この便利な機能性に関しては他社を抑えてナンバーワンと言えるかなと思います。

デザイン性は？

ニトリのデザインは一言で言うと大衆の人に喜ばれるデザインと言えます。

家具って必要な機能性のあるものであれば十分でデザインはカラーくらいしかこだわらないという人は多くいます。特に高齢の方に多く、家具を買うならまずは気軽に行きやすく買いやすいニトリからという人は多いです。ニトリはそういった層をメインターゲットとしているからこそ、デザインは大衆に受けることを大事にしていて、機能性や価格に力を入れているブランドと言えます。

例えばデザインの一つに家具の表面の素材があります。

表面が木目になっている家具はたくさんありますが本当の木のそのままの木目を採用するのと木ではない紙の木目調のプリントを貼り付けたものだとどちらがよいでしようか？

デザインに強くこだわる人の多くは前者を選びます。本物の木から生まれる唯一無二の自然の木目に価値を感じるのです。

ニトリは後者の木目調のプリントの家具が多いです。当然プリントはコストを抑えられます。

ただニトリも一部のアイテムは突板や無垢材という本物の木を表面に採用しています。無垢材のダイニングチェアが3万円以下で買えるのですがこれは他のブランドではなかなか無いことです。

商品はこちら

しかしニトリの突板や無垢材の家具は基本的にウレタン塗装仕上げになっています。商品を見るとわかるのですが表面に薄いコーティング(膜)が貼られています。これはメンテナンス性を重視しており扱いやすいのでニトリのメインターゲット層には非常に喜ばれる仕上げになります。

デザインに強くこだわる人は突板や無垢材の家具の表面がオイル塗装仕上げのものを選ぶ人が多いです。オイル塗装はコーティングされていない分メンテナンスに手間はかかりますがテカリがなく木の素材をそのまま感じることができるのでデザインにこだわる人に好まれます。しかしニトリにはオイル塗装の家具はほとんどありません。

ただ一部の家具、特に雑貨に関してはデザイン性の高いアイテムもありますのでデザインに強くこだわる方にも一部ご提案することはあります。

デザイン性の高さおいてはIKEAや無印良品の方が優れていると言えます。

IKEAの商品でのコーディネート事例はこちらになります。

ニトリだけで家具一式を買い揃えられる？

ニトリは豊富な商品群と幅広いサイズ展開をしているのでニトリの家具だけで一つのお部屋を作ることは一応可能ですが、暮らしやすさとデザインを一定以上求める場合はニトリの家具だけでトータルコーディネートをすることは難しいです。

ただこれはニトリに限った話ではなく、本当に暮らしやすさとデザイン性を両立させるためには１つのブランドだけでは不可能です。例えばお客様から依頼を受けてインテリアコーディネーターをさせて頂く場合でも「この幅60センチのスペースに納まるグレー色で北欧系デザインのオープンシェルフを置きたい」となってもそんなピンポイントなものは１つのブランドだけで探してもありません。

オンラインインテリアコーディネート74のように国内全てのウェブサイト(もちろんニトリも含む)から商品をご提案する場合だと上記の細かい条件を満たした商品をご提案することができます。

窓周りはニトリで十分ともいえる

インテリアで難しい問題のひとつが窓周りです。カーテン、ブラインド、ロールスクリーン、ハニカムシェード、バーチカルブラインドなどが窓に取り付ける家具の代表的なものになります。

カーテンならまだお一人で買いやすいかもしれませんが今流行りのバーチカルブラインドなんてそもそも知識もないしどうやって買ったらいいのかわからないなんて人は多いと思います。そしてどこのブランドのバーチカルブラインドを買えばいいのかなんてさらに難問ですよね。。

ニトリは窓周りの商品は豊富でカーテン、ブラインド、ロールスクリーン、ハニカムシェード、バーチカルブラインドあたりは全て対応し、肝心なオーダーサイズの対応もしています。そしてさずかニトリだけあって価格は安いのに品質はちゃんとしたものを提供してくれます。

品質は大丈夫？

ニトリの商品は以前は「お値段以下のニトリ」と言う人もいて決して品質は高くありませんでした。

しかしニトリの商品の品質はだんだんと良くなっています。

例えばソファ。ソファでよくある損傷として、何度も座る作業を繰り返すことで、ソファ内のスプリングやウレタン素材がへたってしまう問題があります。

しかしニトリはポケットコイルマットレス(金属スプリングを不織布のなかに1個ずつ入れたものがマットレスの内部に入っている)を多くのソファで採用。ポケットコイルはもっともコストのかかる内部構造だが耐久性があります。

さらにニトリでは座ることを想定した負荷を何度もかける実験等のあらゆる試験や厳しい品質管理体制をとっています。

過去の反省を活かしニトリのアイテムの品質は大きく変わっています。

過去にニトリの家具で嫌な思いをしたことがある人もいるかと思いますがそのイメージは一度リセットし、ニトリの家具も採用することを検討してみてはいかがでしょうか。きっと昔に比べて改善されたニトリに満足度は上がっていると思います。

最後にニトリ以外でも安くて品質の良い家具はたくさんあります。

74オススメの安くて品質の良い家具を楽天ルームにまとめたのでよかったらご覧ください。