これからインテリアコーディネート(お部屋作り)をするために家具を買うとなったときに、家具は低価格なものから高価格なものまで存在します。
安い家具で問題ないのなら安い家具ばかりで揃えたいけど、品質は大丈夫なのか?長持ちするのか?など気になるけどそれはなかなか一般の人では分かりにくいことだと思います。
結論から言うと、安い家具で十分か、高い家具を買った方が良いかは家具の種類ごとに違うしライフスタイルごとにも違います。今回はアイテムごとに安い家具で良いか高い家具を買った方が良いかを説明したいと思います。
目次
ダイニングテーブルは基本的に壊れて使えなくなることってほとんどないんです。脚が折れたり、天板が割れたりとか普通に使っていたら起きません。ですので安価なものでも長く使える家具と言えます。
ただし、お部屋のレイアウトによってはダイニングテーブルは大きいので存在感はあります。
例えば入り口ドアを開けたときに正面にダイニングテーブルがあるとかなり存在感はあります。この場合、お部屋の印象に大きく影響するのでチープなデザインのテーブルだとお部屋の印象も下がります。
逆にお部屋の端など目立たない位置、遠い位置であればチープなデザインでも印象に影響しないので問題ないと言えます。
また天板の素材にも注意する必要があります。大理石、メラニン化粧板、リノリウム、無垢材など素材によってデザインや機能性は異なります。熱に強い、傷がつきにくいなど天板にどういった機能を求めるかは購入前に気をつけるべきポイントです。
ダイニングチェアは体重がかかるアイテムであり、頻繁に動かされるアイテムのため消耗しやすく壊れやすいアイテムと言えます。ですので耐久性の高いアイテムの方がおすすめではあります。
椅子は構造的にいくつものパーツが接続されて作られており、その接続部が接着剤だけの場合は特に外れやすいです。
また座面はレザーやファブリック、ウレタンなどが使われておりたくさん座ることでやはり消耗していきます。
椅子は座る作業をすることはお尻や背中、足、腕、手といった体全体で感じるアイテムで姿勢にも影響します。
デザイン的にもデザイン性のある椅子は立体的なオブジェ的な存在感を放ちお部屋の印象にも影響します。
こういった理由からダイニングチェアは耐久性や品質、デザイン性の高いアイテムを選ばれることがおすすめです。
ただ耐久性の高さは国産が比較的優れていて、デザイン性の高さは海外ブランドが比較的優れています。
もし国産でデザイン性にも優れているブランドをあげるとしたら宮崎椅子製作所があります。
海外ブランドで耐久性にも優れているブランドをあげるとするとヴィトラ社があげられます。
いずれも高価にはなります。
安価な場合でもニトリなんかは耐久性もよくなってきました。ただデザインに関しては弱い部分があります。
ソファ
ソファも体重がかかるアイテムです。そしてファブリックが汚れたり摩擦で擦れたりと消耗しやすいアイテムです。
高価なアイテムが耐久性に優れている傾向はあります。特に国産は優れています。
しかしどんなに高価なソファでも一生そのまま使い続けるのは難しいです。200万円のソファも存在しますが使用環境にもよりますが10年とかで買い替えやメンテナンスが必要になります。
ソファは汚れたり消耗したりするものだからこそいずれ交換するので逆に安価なものを購入して、買い替えしながら使うというのもおすすめではあります。
買い替えすることでそのときそのときのライフスタイルに応じて変えられるというメリットはあります。
例えば新婚の夫婦だと隣り合って座れるソファで良いですか子供ができると大きなソファが必要になったり、子供が独立すると逆に一人掛けのソファ2脚が良くなるかもしれません。
ソファはくつろぐものなのでくつろぎ方の嗜好も変わることを考えると買い替えを前提とした安価なソファもおすすめであります。
インテリアショップではよくカバーリングソファといってソファの生地を交換できるものを勧めることがあります。生地は消耗品でだんだんと擦れてくるし汚れたりもするので交換できるのは魅力的です。
照明器具は安価なものでも十分と言えます。
高価な著名デザイナーの照明器具は確かにデザインに優れています。
照明こだわりたい、名品の照明器具を使用したい場合はそういった照明器具で良いと思います。
しかし無名のデザイナーの照明器具でもデザイン性のあるものもあります。
安くても素材感にも優れており、高級品なのかどうか見分けもつきにくいという照明器具も存在します。
それに照明器具は体に触れる機会も少ないし、近い距離に置くものでもありませんので例え少しチープな素材感でもそこまで目立ちません。
また照明器具は、人間の体重がかかることのないアイテムです。そういった意味でも劣化しにくいアイテムであり低価格のアイテムで十分と言えます。
ただ照明器具は電気が通るので断線や接触不良による電球がつかない問題がいずれ起こる可能性も考えられます。
ですので例えば国内メーカーや海外だと大手メーカーの商品の方が安心であり、聞いたこともないような中国のブランドでは不安がありますのでそこだけは気をつけていただきたいです。
ベッドに関してはベッドフレームについてはコストを安価なものでも良いと思いますが、マットレスや枕などはこだわることをおすすめします。
ベッドフレームは多種多様な商品があり価格も低価格なものから高価格なものまであります。
正直どのベッドフレームでも寝心地にそこまで変化は起きません。またベッドフレームは寝具が上に置かれることでベッドフレームは限られた面積しか露出されずベッドフレームのデザインの印象はそこまで感じにくいと言えます。
それに家具に予算をかける場合、寝室よりリビングに予算をかけたい人が多いと思います。
でも寝具は睡眠の質に影響するので特にマットレスや枕は寝心地のよいものを選ばれることをおすすめします。
そしてマットレスも体重がかかってへたっていく消耗品にも関わらず買い替えの作業は結構大変です。そういった意味でも長く使いやすいポケットコイルタイプのマットレスはおすすめです。ただ1番は寝心地の良さが大切だと思います。
テレビボードに関しては安価なもので十分かなと思います。
理由としてはテレビボードは人間から離れた距離に置かれることが多く、素材がチープであってもそこまで目立たず、動かす機会もほぼないと思います。 引き出しに関しては何回も出し引きすることで消耗する部分はありますがそれでも壊れる可能性の少ないアイテムなので安価なものでも十分かなと思います。
ただテレビボードって幅のあるものだとなかなか安価なものが存在しないのです。240センチ幅のテレビボードだと安くても6万円はします。 テレビボードだけでなくキャビネット等の収納棚は幅があるものは安価なものがほとんど存在しません。
ですので安価に抑えるために例えば80センチのキャビネットやテレビボードを3点横並びに置くことで240センチの幅広にすることもできます。
ただどんなアイテムでも横並びで繋げられるわけではありません。両端の構造に凹凸がなく綺麗に並べられるか、そもそものデザインが並べることで美しくないデザインにならないかに注意する必要があります。
例えばIKEAのベストーやエーケトという商品は横に並べて設置しても美しく扉棚も問題なく開閉できます。並べて設置することでさまざまな幅の収納棚が作れるし価格も抑えることができます。
家具を買う場合には、品質やデザインにこだわり良い物を買うべきアイテムと、安価で品質やデザインが劣っていてもそこまで問題に感じにくいアイテムがあります。
そして何年くらい住み続けるかや家族構成といったライフスタイル、大切にしたい価値観によっても買うべきアイテムは変わっていきます。
安価なものと高価なものを適切に取捨選択し、費用を抑えながらも快適な暮らしができるインテリアコーディネートは今の時代に求められるものの一つだと思います。
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